美味しいタイ料理屋さんの探し方

先日メイがこんな事を言っておりました、
「今はどうか知らないけどタイは昔から料理は女性が作るもの」

どこの屋台や食堂に行っても料理は女性が作るもので、
中華街の中華系のタイ料理ならまだしも
タイ人が作るタイ料理の台所には女性が立つのが当たり前だというのです。

それなのに日本に来たら、どこのタイ料理屋に行っても
男性の料理人ばかりで物凄い違和感を感じたそうです。
そんなところから今回の表題をつけてみました。

最も、タイも最近は目まぐるしい変化をとげています。
バンコク市内は最早日本など霞んでしまう程の
先進国を先駆けているような姿になっていますし、
観光客や欧米諸国の駐在富裕層たちが繰り広げる
レストランなども増えています。

ホテルに雇われてましたという、
シェフ修行をしてきた事をステータスにしてるような
男性シェフもたくさん増えているのでしょう。
しかし、タイ人のソウルフードたる
本当のタイ料理を食べたいなら
女性が料理をしているお店を探せという事に
間違いはないのではないかと思います。

タイに行くとレストランや食堂の名前に
ジェー何とかというお店を時々見かけます。
ジェーとはお姉さんみたいな意味です、
ジェージャスミンとかいう食堂があったとしたら、
ジャスミン姉さんの食堂的な意味合いになります。
そういう訳で、タイにいったらジェーという名が入る
お店を探してみるのは一つの方法かも知れません。

あと、バーン何とか、うちはバーン・メイですが、バーンとはお家という意味です。
家族でやっているお店が多いかも知れません。
家族経営のお店というのは、お母さんやお父さんが
代々お料理を受け継いできている事が多いかも知れません。
日本にあるバーン何とかというのは、
単なる屋号的な意味合いが強そうなので
あまり意味はないかも知れません…

最近は、ホテルで修行したという箔をつけて
日本にやってくる男性料理人が多いのですが、
見栄えばかりで中身がないという事が多いかも知れませんね。

そういうホテルを経た料理人の全てが悪いとは言いませんが、
タイ人が日常で食べているタイ料理を出しているお店かどうか
と考えると観光客向けの余所行きのタイ料理が出てくると考えた方が良さそうです。

もっとも観光客向けの料理が好きなんだという方も多いかと思います。
それはそれで良いと思います。
そういう方は当店には向かないので是非他のお店へいらしてください(笑)